大阪メトロが2018年12月に御堂筋線と中央線の計15駅を、2024年度までに順次、大改装する計画も発表しました。300億円を投じ、各駅を地域の特色に合うイメージにつくり変えるということだったのですが、その各駅の個性的なデザインが府民の批判を集めていました。
そのため大学教授らが発起人となった反対署名は数日間で約1万9500筆が集まり、大阪メトロへ直談判した結果、本日8月29日大阪メトロは御堂筋線中津駅、梅田駅、心斎橋駅、動物園前駅、中央線堺筋本町駅の5駅のリニューアルデザインを発表しました!
以前の批判殺到した個性的なデザインと比較しながら、新デザインをご紹介いたします!
心斎橋駅
まず心斎橋駅の新デザインが、こちら!
<大阪メトロのコメント>
昨年発表時は海外のファッションブランドが立ち並ぶ地域にあることから「テキスタイル」をデザインコンセプトとしていました。
ブラッシュアップにおいては、多くのブランドショップが並ぶ地域との連続性を深め、大阪を代表する高級店が並ぶ現代の心斎橋を象徴する高級感と上質感を感じていただける空間を目指し、そのデザインコンセプトを「ジ・オオサカ・ブランド」としました。
空間全体として開業当時のアーチ構造を活かし、シャンデリアはもとの佇まいを活かしながら最新のLED技術で復元することで長い歴史を感じていただける空間としています。
そして話題の以前の個性的なデザインがこちら!
個人的にはちょっとこれは・・・
という感じなので、新デザインには賛成です!!笑
御堂筋中津駅
まずは新デザインですが、こちらです!
<大阪メトロのコメント>
昨年発表時は「プレゼンテーション」をデザインコンセプトとしていました。
今回はスタートアップ企業以外にも大学や専門学校による新しい取組みなどをプレゼンテーションできる場所として「Incubator Central」をコンセプトに、機能的にもブラッシュアップを行いました。
進行中の改装計画を活かしながら、天井のルーバーをホームと平行して走らせ、また柱にはサイネージを埋め込み、プレゼンテーションスペースとの連携を図っていきます。
そして以前のデザインがこちら!
コンセプトは「プレゼンテーション」。新しい企業が集まるなど活気があることにもとづくということでした。
中津駅は大きく以前と新デザインで大きく路線変更したというイメージはありませんね。
梅田駅
御堂筋線の中で一番多くの人が利用しているであろう梅田駅の新デザインはこちら!
<大阪メトロコメント>
昨年発表時は、大阪のみならず世界の情報があつまる「インフォメーションターミナル」をデザインコンセプトとしていました。
ブラッシュアップにおいてはそのデザインコンセプトを「大阪の情報を世界に発信する」と捉えなおし、日本最大級のパノラマビジョンが最も活かせるような空間としています。
具体的には、照明器具と新たに設置する可動式ホーム柵のステンレスをアクセントとした白く明るく伸びやかな大空間とし、パノラマビジョンと柱サイネージを合わせた新時代のデジタル広告の大きな舞台として、大阪から世界へ発信するOsaka Metroのフラッグシップ駅にしていきます。
そして以前のデザインがこちら!
こちらも大きく路線変更したという感じはしませんが、外国の方も多く利用するので新んデザインはいいと思います!!
動物園前駅
そして動物園前駅の新デザインがこちら!
<大阪メトロコメント>
動物園前については、昨年実施した公募プロポーザルで選定された中西正佳・貴志泰正・京智健 設計共同体がデザインを担当し、現在実施設計を進めており、CDOが全体のデザインを鑑みてアドバイスを行っています。
昭和44年に描かれて以降長く親しまれてきた動物タイルを保存・活用し、地下空間でありながらも、まるで自然の中にいるかのようなワクワク感のある楽しくて明るい駅にしていきたいと考えています。
既存のタイルに描かれた動物や先端技術によって映し出される動く動物、木漏れ日のような照明、生きた植物などによって自然の雰囲気を表現します。
そして以前の動物園前駅のデザインは見つかりませんでした。
しかし、今の可愛い動物たちのデザインを無くさないで・・・という声が多く見かけられました。
動物園前の駅リニューアル案 普通にいいと思う 心斎橋みたいに変わらなければ良いが...
あと動物タイルは消滅しますね
#大阪メトロ #OsakaMetro pic.twitter.com/gG8xzlgph3— しかてつ (@Shikainu_Train) April 19, 2019
このような声もありますが、新デザインを見る限り、今の動物のタイルを残したデザインになっている気がしますね。
中央線堺筋本町駅
最後に中央線堺筋本町駅の新デザインがこちら!
<大阪メトロコメント>
昨年発表時は、当駅が船場地域に位置していることから、「船場町人文化」をデザインコンセプトにしていました。
ブラッシュアップにおいては、デザインコンセプトを「船場文化」としました。船場の文化・交通・物流の交わりを格子で表現しています。
手仕事感が残る木調パネルと先進素材でありながら暖かみのあるチタン素材により和風モダンさと匠の交わりを表しています。
新たに設置する可動式ホーム柵のステンレスなどの異素材と調和させ、歴史をベースに未来へと飛躍する船場を力強く表しました。
そして以前のデザインがこちら!
比較する場所がホームとエスカレーターということで、きちんと比較はできませんが、近未来的なエスカレーターで個人的には好きですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大阪メトロのヘビーユーザーの私にとっては、新デザインになることが楽しみです!
大阪万博に向けて盛り上がりたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!