インドネシアの刑法の変更で婚前セックスと同棲が違法になり、話題を呼んでいます。インドネシアといえば、「バリ島」が観光地として古くから有名ですが、観光客への影響はどのようなものでしょう?宗教事情や新刑法の罰則について、実際のところはどうなのか?調べてみました。
この記事では、
インドネシア
インドネシアの宗教事情
新刑法でインドネシアはセックス禁止!
どんな罰則があるの?
旅行者も対象なのか?
新刑法施工で観光客は?
実際のところは??
についてまとめています。
インドネシア
インドネシアといえば、東南アジアの中でも屈指のリゾート地「バリ島」が有名ですが、最近では首都の「ジャカルタ」やジャワ島中部にある世界遺産であるボロブドゥール寺院遺跡群などへの旅行者も増え、注目を集めています。
また、首都ジャカルタへは直行便で7時間、リゾート地として有名なバリ島へも7時間とそこまで遠くないのも日本からの旅行者が行きやすい理由の一つです。
しかも、オーストラリアからはめちゃめちゃ近く、オーストラリア人の観光客もたくさんいます。
他にも、ジョコ大統領が再選し、首都移転計画やリゾート開発により今後もさらに観光業に力を入れていく所存を発表されていました。
インドネシアの宗教事情
インドネシアは日本と同じ島国ですが、日本の島の数が約7000個であるのに対し、インドネシアの島の数は数はなんと1万4000以上。 地域や島ごとに,固有の民族,そして固有の言語があります。
地域ごとによって、大きく文化や風習、宗教の違いがあるものの、インドネシア全体で見るとイスラム教が約87%を占めています。
イスラム教といえば、世界で最も信者が多いキリスト教に次ぐ、世界総人口比23.4%。
そして、なんといっても世界最大のイスラム教国家はインドネシアなんです!
イスラム教には、中東のイメージがあるので意外ですよね。
ただ、バリ島に関しては、「ヒンドゥー教」が圧倒的に多いです。
新刑法でインドネシアはセックス禁止!
イスラム教では、コーランの教えによると婚前交渉は禁止です。
他にもLGBTなどもってのほか。中東の国々では、コーランの教えをそのまま刑法にしている国も多く、婚前交渉やLGBTは重い刑に処されるなんてことも珍しくありません。
じゃあインドネシアはどうなんだ?というところなんですが、インドネシアは国民の大部分がイスラム教であるものの、その多民族性や国が広いこと、島が多いことなどから、自分たちと違う文化宗教を受け入れる習慣がありました。
しかしながら、刑法改定会議により、同性・異性間の婚前・婚外交渉を禁止する法案が通過する見通しなんです....
つまり、刑法として婚前セックスが禁止になるということ。
しかも、この法案は旅行者も対象。
郷に入っては郷に従えということでしょうか。
どんな罰則があるの?
婚前・婚外交渉を持った男女は禁錮6月~1年と罰金を科されます。
禁錮+罰金です。もし、逮捕されれば少なくとも半年はインドネシアの牢獄生活ですね。
旅行者も対象なのか?
前述の通り、旅行者も対象です。
(ただ、2019年9月24日現在、まだ可決されていません)
新刑法で観光客は?
今回の新刑法を受けて、在インドネシア・オーストラリア大使館は20日、インドネシアへの渡航者に対し、新法が未婚の外国人旅行者にも適用される可能性があるとして、注意を呼び掛けています。
もう少し、わかりやすいところでいうと、オーストラリア人旅行者による、バリ島やインドネシアへの旅行キャンセルが殺到しています。
日本大使館から特に発表はありませんが、この件に関しては注意して見ておきたいところです。
今回の件は、ある種時代に逆行していることもあり、インドネシア国内でも世界的に見てもかなり世論が荒れています。
インドネシアの刑法の変更で婚前セックスと同棲が違法になり、これは現地人も外国人も対象。罰則は6ヶ月の投獄。バリ島へのオーストラリア人観光客のキャンセルが相次いでいる。日本人もカップルで同じ部屋に泊まるとリスクあるので注意。
— 佐子山慶一郎 (@sakoyama_k) September 21, 2019
インドネシアに行かれる際は、十分に注意して行きましょう!